ここ数か月、いや、半年ほど前から、毎日プラスチックゴミ削減について考えていますが、努力してはいてもなかなか減らせないのが現状です。今日は、プラスチックゴミの回収日でしたが、一週間で、我が家から出たプラゴミはこのとおり。一袋しっかり入っている。非力だな、と痛感。
ところで、先日ブログで紹介した、NHKスペシャルの番組「プラスチック汚染の脅威~大量消費社会の限界~」を小学生の息子と娘と一緒に観たのですが、世界のプラゴミの現状を目の当たりにして、とてもショックを受けていました。私としても、危機感を改めて感じました。
そして番組では、テラサイクル社のトム・ザッキー氏にインタビューしていました。ちょっと前からテラサイクル社の名前は見聞きして注目はしていたけれど、ザッキー氏は紛れもなくこれから、最も世界で影響力を持つ社会起業家だとその顔を見て直感しました。おそらく、アップル社のスティーブ・ジョブズ、マイクロソフト社のビル・ゲイツと同じくらい、歴史上に偉業をたたえられ名が残るようなそんな方になると思います。
NHKの番組では、テラサイクル社のなかの別事業である、エコな詰め替え容器で商品を定期宅配で利用できるLOOPの紹介をしていました。近く日本でも導入される予定とのことで、私も情報を送っていただけるようLOOPにはすでに登録済。今年イオンと契約をするということで、最大手メガ企業とタッグを組んだわけです。
また、東京都も都政の中で、テラサイクル社と提携をしたそうですね。ザッキー氏が来日し、小池都知事を一緒に写真に写っているのは知りませんでした。
容器再利用プラットフォーム「Loop」が世界で急拡大 持続可能な社会をめざす新ビジネスモデル - 日本食糧新聞電子版 (nissyoku.co.jp)
ゴミのリサイクルという点では、テラサイクル社の技術を日本でも大手企業が続々と取り入れているそうで、わたしはリサイクルシステムの中でも、歯ブラシの回収と化粧品ボトルの回収、食器洗い用スポンジの回収にとりわけ関心大です。
リサイクルというシステムには、これまた大きなエネルギーを要するということで、二酸化炭素の排出を考えると一概にエコと言い難いところ。この点に関しては、また今後取り上げたいと思いますが、そのバランスについて、家事しながら、お風呂に入りながら、もやもや考えています。
テラサイクル社のこの動画、これを見ると、ゴミの価値観が変わる、革新的な企業に注目しないではいられなくなります。でも、一方で、環境ビジネスの分野にせよ、なんにせよ欧米先導で日本は、彼らのシステムを取り込むことばかりなのはちょっぴり情けない、そう思ってしまうのも確か。
日本人の私たちから何か逆に世界に画期的な商品やシステムを発信していけるようになりたい、なれるはず。自分の頭で考え、自分の心で感じ、行動を起こせばきっと誰にだってできるはず。