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ゴミ処理と食育、さらに循環型社会はつながっている~石坂産業視察レポートVol.3~

3月某日、埼玉県三芳町の石坂産業へ工場見学&社会起業家交流会に参加してきました。

視察レポート第3弾は、自然環境と食の未来を考える里山散策と交流会で学んだことについてです。

 

産業廃棄物処理の石坂産業さんですが、工場の隣には、なんと保全された美しい里山と持続可能な社会を目指す取り組みが随所見られる素敵な場所がたくさんあるのです。

世界農業遺産にも認定されたという里山保全の落ち葉の堆肥化の取り組み、その堆肥を使ったオーガニックファーム経営、さらにアニマルウェルフェアの観点から平飼いのニワトリがいて、新鮮卵の販売。環境に配慮した雑貨や食品の数々を販売するショップも併設。楽しいんですよ。

オーガニック野菜・有機野菜・こだわり野菜の「石坂オーガニックファーム」 (ishizaka-farm.co.jp)

 

Oak Leaf(オークリーフ) | 三富今昔村 (santome-community.com)

 

実は植木鉢、というフェルトバッグ。リサイクルペットボトルの素材も使われているとか。可愛いです。

 

ここには書ききれませんが、体験農園も近く開園されるとのこと。都市農地保全に関心がある身としては興味大!です。

さて、見学ツアーに参加された方々は、鎌倉方面でSDGs関連の仕事をされている方が結構いらっしゃったのですが、セミナーでお話していると、この見学を通じてやはり、新建材が再生しにくくなっている、という話には皆考えさせられ、サーキュラーエコノミーの重要さ、そしてどんな社会にしていくことが私たちにとって幸福なのかという提起、ニワトリを見て、食について再考、食料自給率を高めるためには食の感度を高める必要があるのでは、という意見が出たり。

KANKIKUとしても、プラスチックゴミ削減の取り組みと食料自給率の問題はすべてつながっていることを改めて実感しました。

 

石灰石からできたLIMEXペーパーの名刺、バナナペーパーの名刺をいただいて、それだけで会話がつながり、これから必要とされる資源、素材は何かを考えるきっかけになりました。

 

ある経営者の方から、「あなたのプロダクトは何ですか?」と聞かれ、KANKIKUとして支援したい商材について自分の言葉にして何とか伝えてみて、経営のアドバイスたることまでいただき、目から鱗、そしてさらにやる気がみなぎってきました。

 

自分の関心のある分野についてオープンにし、思い切って行動に移すと、こんなに世界が広がるんだ、さらに人と人がつながることで、希望ある未来が開ける可能性があるんだ、ということを再確認できるひと時でした。